前期で試合にも勝てるようになり、練習メニューも強度をあげていかないといけないですよね。
しかし、勝てるからといって練習を急に厳しくするコーチがいますが、私にはできませんでした…
怪我が心配なんです。
さらに、コーチ自身が調子に乗ってしまうと、子供達はやらされていると感じ、楽しまなくなります。
そこで、私は子供達に”自信をつける、信頼する、楽しませる”ことにしました。
この3つが、ミニバスには必要だと今は感じています。
・自信をつける。
自分を信じて、できないことにもチャレンジし、できるんだと強い気持ちを持つ。
子供達を見ていると、負けず嫌いも多いですが、あきらめてしまうのが早いんです。
すぐに、気持ちが行動に現れてしまいます。
失敗したらどうしよう?
何していいかわからない。
怒られないかなあ?
できないから別にいいや…
などのネガティブなものが溢れてしまいます。
なので、指導が自分勝手にならないように心掛けましたよ。
失敗はたくさんしないといけないと教えるのは難しそうですが、あるんですよ指導方法!
ちょっとの成功も褒めてあげることです。
これにはコツが要ります。
当たり前にできることでも、本人にしたら大きな一歩なので見逃さない事です。
すると、テンポよく出来ることが増えていくんですよね。
勝手に、失敗を楽しむようになっていきましたよ。
そして子供達から「次のこと早く教えて~」と言うんです。
欲しがってきたら、自信がついてきた証拠ですよね。
指導に関してですが、練習についていけないとよく聞きませんか?
あれは、できる子に合わせているだけなんです。
勝ち欲がでると、できる子だけ教えたら強くなりますからね。
できない子には、「何でできないん?しっかりついてこい!!」と鬼発言…
あれってミニバスに必要とは思えないし、子供は怒られないように行動してしまいます…
・信頼する。
これは、簡単です。
コーチ自身が、子供達を信頼すればいいだけです。
夏休みになると、練習に遅れていかないといけませんでした。(仕事してますから…)
そうなると、付き添いの保護者と子供達だけで、練習しないといけないですよね。
特にキャプテンには、頑張ってもらうしかありません。
すると保護者に「子供達がちゃんと練習しません」と報告が…
私は答えますよ「キャプテンに任してますから」と。
もちろん保護者に言われます「怒ってくださいよ」って。
キャプテンと話し合いますよね。
「練習してないって聞いたけど、どこまで練習した?」
「このぐらいです」
「次回はここまではしないとな」
「怒らないんですか?」
「遊んでるとこ見てないし」
「保護者がさぼってるって」
「保護者が何を言っても、俺はキャプテンに任してるから」
すると1週間後には、しっかりと練習してくれるようになりました。
信頼されると、人は変わると思うんです。
特に子供は、親以外の大人に信頼されるとものすごく成長します。
現在もこのキャプテンとバスケしてますよ。
・楽しませる。
練習メニューのなかに、ゲーム性をもたせることを常に心掛けていました。
バスケの練習って子供も大人も同じようなメニューなんですよね。
質が違うだけで、単純です。
質を上げればいいと思いますが、ミニバスでは難しいんですよ。
なので、チームに分けて対決したり、個人で記録をつけてクリアしていったり、色々と考えましたよ。
おかげで、練習に飽きずに頑張ってくれました。
もちろん、面白くない地味な基礎練習もしてますよ。
特に、他のチームではしていないと思いますが、親も自由に参加してもらうことにしていました。
子供達は、親と一緒にすると勝手に負けないようにと必死になります。
親も、バスケの難しさを体験することによって、子供の頑張りを理解できるんです。
参加しない親とは、比べ物にならないぐらい応援が違いますね。
なにより、楽しいんですよ!!
子供とスポーツを一緒にできる時間って限られていますから、好評でしたよ。
こんな感じで中期は過ぎていったのですが…
冬になると、保護者が面倒くさいことに…
バスケの楽しみ方は様々 tekoでした。