先日、久しぶりにミニバスの教え子の保護者に会ったんです。
教え子がどう成長しているのか?と色々な話をしていると保護者の方が言いました…
「なぜ、あんなにもミニバスに執着していたんだろう?」
私が一年目に出会った保護者だったのですが、誰よりも怒ってたのを覚えています…
「そこまで子供に求めなくてもいいんじゃないですか?」と伝えても響かず…
「下手くそはもっと必死にならないといけないんです!」とよく言うていましたね。
試合の応援もすごかった…時には罵声を浴びせることもしばしば…
色々とありましたが、良く言うと熱心な保護者ですね。
そんな人だった保護者が私に言うんですよ。
「あの時、コーチの言うてた事を聞いて子供との時間も楽しめばよかったと…あれから、中学と高校でもバスケを続けたけど、そこまで必死にならなくてもよかったんじゃないか、と思い知らされたんです」
「私と子供との時間はすべてミニバスでしたよ。そしてバスケに子供を奪われていたと高校生になったときに思ってしまったんです…」
私は何も言えませんでしたね…
それよりも、教え子がバスケを続けていたことに感動です。
ミニバスを指導している時に感じたことは
子供より保護者の方が必死
だということ。
保護者は子供に上手くなってもらいたい思いが強く、子供は楽しみたい思いが強い。
保護者はというと…
上手くなるには練習量を増やすのが当たり前。
年間100試合という目標を掲げてしまいます。
そしてどんどんハマっていくんですよね…
上手くなって欲しい
⇓
勝って欲しい
⇓
勝たないといけない
⇓
負けるはずがない
⇓
勝利至上主義の完成
もちろん私は上手くなって欲しいで完成です。
それより先はミニバスでは必要ないと思うんですよ。
バスケって楽しそうと思って入部するのがほとんどだと思いますが、それがいきなり練習のしんどいチームだったらバスケしませんよね。
楽しくないんですから…
保護者の方々は知らず知らずのうちにハマっていきます。
子供のため、子供のためという保護者は周りの声が聞こえません。
子供のためと言いながらいつの間にか自分のためになってしまってるのがほとんどです…
子供のためだと思うなら、時間の使い方を教えてあげて欲しい!!
ミニバスの保護者達よ!!
目を覚ませ!!
小学生という時間は戻ってきません。
バスケだけが大事なんてありません。
後悔するのは熱心な人に沢山いてます。
自分は違うと思うのではなく、どうなんだろうと考えてみてください。
子供とどこに旅に出る? tekoでした。