呑みながらの旦那同士の会話。
「主夫になって大丈夫なん?」
『嫁が働いているから大丈夫やで』
「働かずに何してるん?」
『自分とこの嫁と同じことしてると思うよ』
「でも男は働かんと!!」
『誰がそんなん決めたん?10年間自由に働いたから、交代や!』
「働くのが自由?」
『主夫しなわからんよ。自由に働きにでてるありがたさが』
「俺が働いてるから嫁が感謝せな」
『そう思うやろ。違うねん、どちらも感謝せなあかんけど、嫁の勝ちやな』
「なんでやねん」
『嫁おらな、家庭はめちゃくちゃになるで、仕事にでてるから考えたことないやろ」
「ないなぁ…当たり前に仕事行ってるなぁ…」
『そうやろ。帰ったらご飯あるなんて当たり前やろ、洗濯も畳んでくれて』
「でも、それが嫁の仕事やろ!俺の勝ちやな稼いでるから」
『嫁の仕事と思ってんやな。嫁がサボったら大変やな、仕事行かれへんな』
「俺は仕事サボれるなぁ…」
『一人の時間も簡単に作れるやろ?仕事って言うて遅くに帰ったらいいんやから』
「何度もしてるなぁ」
『嫁はないで、一人の時間。仕事が家事育児やからな』
「俺の負けか…」
『そう思う。俺も主夫しな分からんかったわ!』
「いつまで主夫するん?」
『そやなぁ10年間はするつもり』
「他人の目とか気にならんの?」
『気にしてたら人生無駄にするよ。今は家族楽しくやってるよ』
「なんか楽しそうやもんな」
『嫁も色々言われるみたいよ』
「旦那が主夫だとかそんな感じ?」
『そう!世の中の当たり前じゃないからね』
「気にしてんの、嫁は」
『なんとも思ってない。古い考えや!と』
「嫁は新人類やな!」
『もう嫁には敵わへんよ』
「嫁に感謝やな!」
『お互いにやな』
ほろ酔い tekoでした。