ミニバスのコーチを辞めるとすぐに中学校の外部コーチになってしまいました。
思いもよらぬ展開でしたね。
ミニバスの教え子の親から依頼されたんです。
もちろん、引き受けるでしょう。
同好会という名目から、クラブということになって試合にも参加できるみたいです。
顧問の方は二人。
一人は試合の審判もできる方なのですが、教える時間がなかったみたいです。
もう一人は、新任で二年目の剣道部だった先生。
私の役目と言いますと、基礎練習などの練習メニューの構築。
そして、新任の先生を支える役目でもありました。
月に3,4回だけの指導なので、クリニックみたいな感じですね。
4月になり、ついに外部コーチが始りました!
最初はやはり生徒達との挨拶ですよね。
部員は3学年で20名程度。
ミニバスの教え子は5人ぐらい。
もちろん、みんな誰だ?って顔してますけど。
教え子が説明してくれたので、楽でしたけど…
さてバスケの実力はと言いますと…
やはり、あまり練習していないというか、散々なものでしたよ。
練習メニューはあるのですが、めちゃくちゃでした…
この練習はこういうためにするものという理解もなく、ただただしているだけのものでした。
これでは上達しません!
なので最初は、ひとつずつ説明をして、理解してもらうようにしました。
すると、みんなの練習に対する姿勢が変化したのです。
そりゃそうですよね、上手くなっていくんですから。
教え子から、去年までは先生が集合さして「なんで、ちゃんとできないんや!」と言うてただけと聞きました。
ということで、先生に指導の仕方を伝授しなければいけません。
これが、大変だったのです。
なぜなら、学校生活の態度や行動までもクラブに持ち込んでくるタイプの先生でしたから。
私は、純粋にバスケを指導するだけなので、生徒達との接し方が違うんです。
例えば、生徒が問題行動をしたとします、するとクラブ活動ができないんです。
仕方ないですよね、クラブ活動自体が学校の一部なので…
でも、私は先生に言いました。
「クラブ活動をしっかりと行えば、学校生活もよくなることもあると思いますよ。」
先生には理解できなかったみたいですが、半年後ぐらいから変わったみたいです。
まあ、私はバスケを楽しんでもらえればいいので、気にもしませんけど。
外部コーチをして、すぐに決めたことがあります。
それは、試合のベンチには入らないということです。
なぜなら、先生が経験しないといけない事だと感じたためです。
もちろん試合をみていて、おかしなことは沢山あります。
それでも、いいんです。
私は、試合を見て生徒たちの足りない事を、次の練習に取り込むだけで…
ほったらかしではいけないので、試合後は生徒たちに反省点を伝えますよ。
そして、先生にも…
このバランスがとても居心地がよかったです。
生徒達は?といいますと、中学生は教えやすいです。
規律というものを守るのが早く、勝手な行動はしません。
みんな上手くなりたいのが、伝わってきます。
私が練習に居てると、あれやこれやと教わりに自分から言うてくるんですよね。
月に3回ぐらいなので、とても楽しみにしてくれてたみたいなんですよ。
1対1なんて何回もさせられます…
楽しいからいいんですけどね。
生徒達にはなんの問題もなかったのですが、ある日に先生がやらかしました…
それは、一人の生徒に対して「試合には出さない!」と言ったのに、チームが負けそうになった時に出場させたみたいなんです。
その生徒は上手だったのですが、言うてることと違うことをしてしまったのです。
ちなみに、その生徒は出たくなかったみたいです。(教え子です)
となると、先生の信頼は崩れていきますよね。
私はすぐに、先生に言いましたよ、
「生徒に嘘はついたらダメですよ。発言にも責任をもたないと。」
反省してたみたいですが…
先生には余裕というものがなく、人に流されやすい性格で、芯がブレブレだったんです…
仕方ないですね、人は簡単には変われません…
もう一つ、やらかしました。
先生がキャプテンに責任をなすりつけたみたいです…(教え子キャプテン)
みんなの練習態度が悪いのはキャプテンのせいらしいんです。
他にも、先生に対して溜まっていたみたいで、キャプテンが辞めるという騒動に…
すると、手の平を返すように先生は止めますよね…
もちろん、聞きませんけど…
私はキャプテンと話し合いました…
やはり、最終的にはバスケがしたいという思いが消えなかったので続けることに。
私的には、辞めてもバスケができる環境はあるのでどちらでもよかったんですけど…
ちなみに、私はせっかく続けてきたんだから最後までしないといけないという考えが嫌いです。
気持ちが切れた時点で終わり
だと思っています。
辞めたら後悔すると言いますが、無理に続けても後悔するんじゃないかと…
それなら、新しい事に挑戦していける時間を得るほうが大切じゃないかと…
余談でした。
外部コーチは3年間さしてもらったんです。
首が飛んだわけではありませんよ。(笑)
新しく赴任してきた先生が、バスケ部の指導に長けている方だったので、私の役目はありません。
続けてほしいとは生徒に言われましたが、私から身を引きました。
バスケの指導人生を引退しましたよ。
楽しかったですし、充実していました。
感謝しかありませんね。
先生はというと…転任したみたいです。
先生は結局のところ、あまり成長しませんでしたね…
私に何も言わずに、去っていきました…
この先の人生が心配ですが、構ってられませんね…
先生はどこへ? tekoでした。