ミニバスに入部させるのを簡単に決めてはいけない。

私はミニバスのコーチを3年間さしてもらいました。

たくさんのチームの指導方法、コーチとの交流、保護者との関係、

様々な経験をさしてもらうことに感謝しかありません。

弱小チームながらもバスケの楽しさは伝えれたはず!

と思っています。

ということで、この経験を元に

ミニバスってどんな感じなの?

と、気になる皆さんに少しでもわかっていただきたい…

ミニバスというものは、バスケットとは似てるようで違う特殊なものだと思っています。

ルール、ボールの大きさ、リングの高さ、コートの大きさが違うのもありますが、

私が一番知ってもらいたいのが…

極度の成長期にバスケをする

ということです。

バスケットは動き続けるスポーツです。

なので物凄く足への負担があるんですよね…

だからといって、ミニバスをやってはいけないとは思いませんよ!

むしろ、体を使うことは成長期には絶対にいいのでしたほうがいいんじゃないかと…

将来の運動能力は確実にあがります!

中学生から他のスポーツに移って活躍した教え子も居てます(笑)

オリンピック候補の陸上選手も!

ここまで読めばミニバスに入れてもいいかも?ですよね(笑)

自分の地域で入れるミニバスチームがどんなものか気になりますよね~

ということで見極めるポイントを紹介していきたいと思います。

よく言われる、常に大会などで上位にいてる常勝チームは、

中学生並みの練習をするんです。

ほんと凄いんですよ!

コーチに対して軍隊のような関係性のチームも…

走らせて走らせて…

何もそこまでしなくてもいいと思うんですが…

こればかりは、大人達(コーチ、保護者)の欲だと感じてます。

というかです(怒)

子供が勝ちたいと思うのは、ある程度上達してから生まれてくるのですが…

関係ないんです常勝チームには…

最初から勝たないといけないチームに入りたい小学生はそうそういません!

保護者が厳しいチームを選ぶのでしょう。

コーチにしてみれば強いチームを作り上げた方が周りに褒められるんです(怒)

勝つことが子供のためと勘違いしているコーチは山ほどいてます…

そして強いチームにするためにはそれなりの犠牲がないと達成できません…

その犠牲が試合にでれない子供達です。

上達しそうな子供を中心に教えることが当たり前なんです(怒)

じゃないと勝てませんからね。

私も強くするだけならそうすると思います! しませんけどね(笑)

勝利至上主義

って聞いたことありますよね?

私はこの考えがとても嫌いです…嫌いです…

初めに書いたように、バスケは足に負担がかなりかかるスポーツです。

成長期にやり過ぎると大変なことになってしまうのですが…

なってから後悔するのが怪我というもの…

例えば、代表的な怪我のオスグッドというものがあります。

膝が大変なことになるんです…

膝を痛めている選手がいるチームは問題ありかも…

子供の成長期を考えているコーチなら、絶対に怪我は少ないというか、怪我させません!

小学生で怪我をして、後のバスケが思う通り出来なかった子供に度々出会うこともあります。

みんな、練習がきつかったと嘆いていました。

本当に心が痛みます…

時間は巻き戻せませんから…

なので、常勝チームはやめといた方がいいと思うのは当然でしょう。

もちろん、我が子にプロになって欲しいとか、厳しいところでやって欲しいというのであれば、してもいいと思いますが…

しっかりと体のケアはしてくださいね!

そして後に、あのチームに居てたの!!と褒めてもらえますからね。

親も鼻高々ですよね(笑)

バスケしてる人にしたら、そんなことどうでもいいことなんですけど…

弱くても基礎練習をしっかりと教えてくれるチームがあるといいんですが、なかなかありません!!

試合を全員に経験させるコーチも少ないと思います。

私は途中入部で入った子も試合があれば出していました。

練習試合があれば必ず全員!

じゃないと楽しみが分かりませんからね(笑)

私は指導してた時は、子供達を育てるということを意識していたので、10年経った今でもバスケを楽しんでいる教え子がたくさんいます。

それでも、やはり辞めさせられましたよ、勝利至上主義の保護者代表に…

ミニバスって不思議ですねぇ~

子供が楽しんで勝てるようになっても、保護者は負けることを許しませんから…

それはさておき、ミニバスの保護者も調べといた方がいいですよ。

ミニバスというものは、保護者で成り立ってるんです。

年間の練習試合の回数、試合の目標、合宿内容、などなど

これらは定期的に行われる保護者会で決めるんですけど…

これを、牛耳るのが仲のいい高学年の保護者の集まりです。

他の保護者はこれに、従うだけなんですよね。

意見なんて通りません。

「あんたに何がわかるの?」と反対されるのがオチです。

こんなチームがほとんどなので、しっかりと調べた方がいいでしょう。

コーチを見極めるのは簡単ですよ。

一度、練習試合を見に行ってください。

ベンチでの態度

子供達に罵声を浴びせてないか

体罰してないか(今は居てないと思いますが)

子供が楽しんでいるか?

これぐらいですぐに分かります。

感情的にならないコーチの特徴は、

褒めます!

笑っています!

前向きなことしか言いません!

何より子供達が試合のない時でもコーチから離れません!

居てますよ、こんなコーチ!!

私なんて一人にしてくれなかったですからね!!(自分のことかいっ)

ついでに、保護者の関係性も垣間見れますよ。

バスケを知らない親御さんは、ミニバスをしていれば中学生でも大丈夫と思うかもしれませんが、基礎練習をしっかりしていないと大変です。

試合で勝てばいいというチームなら、シュートフォームも関係なく入ればいいんです。

ボールが大きくなってリングが高くなるとシュートではなく玉入れみたいになっちゃいます。

ミニバス経験者の中学生をみかけると、シュートフォームが独特で確率はめちゃくちゃ…

これを、直すのは本当に大変なんですよ、しかも本人が入るからいいやんと思っているので…

バスケは癖がすごくでるので基礎はとても大事です。(スポーツみんなそうですけど)

実際にミニバスの親から「息子のシュートフォームを直してくれ」と頼まれることもあります。

もちろん、教えますが…なかなか抜けませんねというものは…

中学生から初めて基礎を教えてもらった方が、すぐに抜かしますよミニバス経験者なんて…

まあ、中学校でも基礎を大事にしているところは少ないですけど…

ということは、ミニバスで基礎をしっかりすると、どうなるか分かりますよね。

我が教え子は弱小チームなのに、中学で県選抜に選ばれたんです…

中学入部すぐに基礎がしっかりしていると、褒められていたみたい。

本当に大事です、最初の基礎って!

私の息子も、4年生になってミニバスに入ることに…(入部させたくなかった~)

練習試合をたくさんするチームと知っていたので、週末は居ません。

ふと、「試合どうやった?」と聞いたら、「見てるだけ」と答えるので不思議に思っていたのですが、予想通りのことが。

「試合には出れんかったん、ジュニア戦とか?」

「なかった!」

………数分後…

コーチに「試合を見るのも練習だから」と言われて、息子が激怒!!

そして、吠えました~

「見て上手くなるなら俺はNBAに行けるわ!!」

正論です。

が、試合を見るポイントをコーチが説明していれば学べることもあります。

でも大半はこうでしょう

「あの子上手いから見とき」

「強いチームやから見とき」

意味ないですよね。

しかも低学年の小学生ですよ。

はじめたばかりの子が見るのはボールだけ…

試合に少しでも出してあげるのが、コーチの役目です。

時には、勝つことを投げ出すのもコーチです。(保護者にぶつぶつ言われますが…)

こんな考えのコーチは、ですけどね…

高学年しか試合できないと分かっているなら、低学年は基礎練習するか、自由参加にしないといけませんよね。

教えるコーチがいないなら、私がしましょうか?と思ったんですが、このチームには関わりたくないと判断したので、息子は即退部しました。

そして今は、基礎を教えてくれるスクールに週一で通いながら、私にも基礎を叩き込まれています。

中学生になってどうなるか楽しみです!!

これだけは言えます…

我が子の成長を大事にしてください!!

ミニバスに入るということは週末の休みはありません、スケジュールもミニバス次第です。

保護者の役割もたくさんあります。

親にとって、一緒に過ごせる時間が無くなるのはどうかと思うんですよ。

うちは、ミニバスではなくスクールにしたので、週末は家族みんなで出かけてます。

やはりミニバスをしている友達は誘いにくいんです…

仕方ないですよね…

毎回断れてしまいますから…

なので、入るなら覚悟してくださいよ!!

ミニバスというものを!!

ちなみに、辞めるのも覚悟が要りますよ。

ミニバスの親と縁が切れますから…大人ってネチネチしていますから。

バスケって楽しむものよ! tekoでした。

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