ミニバス指導3年目最終章(8年前)

3年目の最後の試合が始まります。

準備は万全です。

かなり勝てるようになりましたよ、このチーム。

前年度、我慢した成果を発揮してもらいましょう!!

子供達は気合十分です。

やはり緊張する子が多いので集合させます。

そして、伝えます。

「緊張しているってことは、それだけ努力して自信がついてる証拠。できない事なんてたくさんあるから考えても無駄。できることをしよう。とりあえず、となりの顔を見てみ~」

すると、笑顔になるんですね~

緊張はするものです。

大事なのは、緊張した筋肉をほぐさないといけません。

固まってしまっては、動けませんからね。

さて、試合開始です。

1試合目は、緊張のせいか、動きがよくありません。

そこで、奮闘したのがキャプテン、副キャプテン。

この二人は、4年生から指導しています。

なので、全ての試合に出場しているんですよね。

なので、緊張もそこそこだったので、周りのフォローをしながら動いてくれています。

何より、このコンビは対照的な動きをするので、ものすごくバランスが取れています。

片方がリングに向かっていけば速攻に備えて下がる

片方がミスをしても取り返してあげる

など、互いを認め合っているんですよ。

2人で試合に出ると楽しさが伝わってきます。

なんとか1試合目は勝つことができました。

2試合目は、みんなの緊張がほぐれたので、完勝!

勝てた喜びで、みんな楽しそうです。

そして3試合目。

強いチームに当たってしまいました…

が、みんなの心は折れていません。

強くなりましたよ、本当に…(涙)

試合が開始すると、物凄く接戦していきます。

接戦は指導者にしてみれば、苦痛です…

が、最善を尽くすのが指導者ですよね。

今回は、全員出場してもバランスがとれていたので、問題なし。

後は、子供達の様子を見て、流れを読みながらタイムアウトをとること。

試合中は指示など到底聞こえない状態だったので、見つめるだけです…

接戦、負けました

子供達はみんなやりきったみたいで、前をみています。

挨拶も済み、自分の荷物置き場に戻ったところで、集合します。

私は、集合した時には、すべて褒めるようにし、後で個人に伝えてきました。

面倒と思いますが、そうしてきました。

この日も、褒めたいことをすべて伝えてから、自分の場所に戻ってから、そこから個人個人に伝えていきます。

すると、いつもと違う光景が…

頭からタオルをかぶせている子が何人かいてます。

1人になってから、こみ上げてきたんでしょうね

悔し涙…

私はそれを見て、もらい泣きを堪えました…

この感情を持つのは本当に頑張ったからです。

勝手に涙がでてしまうことって、なかなかありませんよ。

ということで、伝えるのは後日にします。

今は、悔し涙を味わうのが一番。

みんな成長しました!

接戦というものが嫌いな理由があります。

それは、保護者の批判みたいなものです。

ただただ、面倒くさい…

子供達の頑張りを讃えてあげたらいいのに、

あの時シュート外したから

ディフェンスもっとできたやろ

走り負けしてるやん

といった事しか言いません。

挙句の果てには、

あのメンバーじゃ無理や!

とか平気で言うんです。

まあ、私は何も言い返せないよう、すべて返しましたよ。

来季代表グループに。

子供達はというと、その保護者の言うてることに耳を貸しません。

なぜなら、何がよくて何が悪かったのか?すべて自分で理解しているんですね。

成長しているんですね、保護者を置いといて…

そして、ミニバス指導最終日を迎えます。

涙が溢れた瞬間 tekoでした。

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