ミニバス指導1年目最終章(10年前)

コーチになって1年が終わります。

何もわからないままバスケの楽しさを知ってもらうために、

あれやこれやと試行錯誤するのはとても楽しかったです。

引退試合もみんな楽しくプレイして大満足でした。

ちなみに女子のことは書いていませんでしたが、

保護者に色々と言われていたみたいです…

それはさておき、子供達を指導していると、

様々な家庭の育て方、親子の関係性、子供はどのように大人に対して接するのか、

と色々学ぶことができました。

この経験は自分にはとても貴重なものになりました。

特に驚いたことが親子の関係です。

例えば、

親が、「この子は○○と考えているので○○できません」

子供が、「親が言うならできません」

と返事するのです。

本当はしたくてたまらないのですが、

親の前ではこういう態度をとるみたいです。

親が居ないときに結局するんですけどね。

こういう保護者が何人かいたのですが、全員に言われたことは

「なんで勝てないんですか!!」

これは指導者にとっては困る発言だと思います。

「今は勝てなくても練習すれば勝てるようになります」

どれだけ丁寧に説明しても通じません。

通じるわけないんです!!

理由は明確です!!

自分の子供の考えていること、感じていること、悩んでいること、

などを把握していなく、子供の少しの成長を見ようとせず、

結果だけにこだわっているからです。

うちの子供はすごいんだと言いたいだけなんです。

思い出しただけでも、なんなんだろなあ?と。

あまりにもしつこい親がいたので、

質問したことがあります。

「やっとドリブルができるようになりました。何かわかりますか?」

目の前で子供にしてもらいます(すごく嫌そうですが)

『わからないですね~』

「えっ!左手でドリブルできるようになってきたんですよ!」

『当たり前じゃないですか。あの子もできてるでしょ。この子が下手なんですよ。』

「上手くなった!と喜んでますよ」

『試合で勝てないなら意味ないですよ』

「一番褒めてほしい人にそんなこと言われたらやる気なくしますね~」

『………』

子供が言います「コーチに褒めてもらえたらいいよ」

『………』

親は絶句です。

いや~私も意地悪でしたね~ 今思うと。

しか~し、少しの効果もないのが現実です。

絶句ではなかったんです。

言い返す言葉が見つからなかった自分に腹を立てて何も感じないみたいです。

こういった保護者は周りには良い人にみられたいようです…

まあそんなこともあり、

保護者の方々には自分の考えを貫き通したので、

2年目はないだろうと思っていると、

「来年度もよければお願いします」

もちろん引き受けました! そしてもう一つ要望が…

「女子もお願いします」

いや~驚きましたね。

6年生が抜けて男女ともに人数ギリギリなので一緒にしてほしいみたいです。

もちろん引き受けました。(断る理由がなかったので)

そんな子供達はもう成人になり、町ですれ違っても気づきません…

声を掛けられても、容姿も声も変わっているので大変です。

何人かは今もバスケを一緒にしています。(これが楽しくて仕方ないんです)

ミニバス指導の2年目は思う存分楽しみました。

また思い出しながら書いていきます。

tekoでした。

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