5年前にダウン症の愛娘リンリンが産まれてきたんです。
これから、ダウン症をもつ人の参考になればと思い、その時の感情を思い出すことにしました。
我が家には3人子供がいます。
兄が産まれる時は立ち会ったのですが、
そこで、貴重な経験をさしてくれたんです。
なんと!
嫁が股を開いている方
に呼ばれたんです。
もちろん、行きましたよ。
頭がでてきているのを見ることが出来ました。
凄かったの一言ですよ。
なかなか居てないと思いますよ、あれを見た旦那。
あんなに開いたら、そりゃ痛いですよね…
姉の方は、兄がぐずっている最中に産まれてしまいました…
立ち会いたかったなぁ~
そして、愛娘リンリンはしっかりと立ち合うことができたんです。
今回は、破水していたので、楽に産むことに。
それでも、しんどいのは当たり前です…
よく頑張ってくれましたよ、当時35歳の嫁。
リンリンは、産まれてきてすぐに抱くことが出来ました。
そこで、経験したことのない
衝撃の感触
今でも、忘れません!
明らかに、兄姉とは違うんです…
フニャフニャなんです!
すぐにわかりましたよ。
障害を持っているって…
そうとしか考えられないぐらいの、柔らかさでしたから…
そして看護師に宣告されちゃいました。
ダウン症の疑いがあります
って、言われてもダウン症って何?
看護師の嫁はもちろん理解していたみたいですが…
私は何も知りません。
リンリンがダウン症なのは確定だと思っていました…
1人で帰宅したら調べますよね、ダウン症について。
良いように書かれたものやら、悪いように書いてるものまで様々です。
調べれば調べるほど出てくるんですよ…
涙が…
止まりませんでしたよ。
なぜ、リンリンは産まれてきたんだろう?
私が悪い?嫁に問題があったのか?
と、思ってはいけない感情に流されましたよ。
今思うと、情けない…(ごんめんなさい…)
そして、不安に襲われるんですよね。
どう育てるの?
周りの反応は?
家族は受け入れてくれる?
色々と溢れてきます…
おそらく、嫁も色々と悩んだと思いますよ。
再度、病院に行って嫁とリンリンに会うと、
かわいいんですよね~
我が子ってなんで愛おしいんですかね?
嫁と話をしていると違う感情が生まれてきたんですよね。
前に進むしかない!
自分の中にあった、ポジティブ思考がひょっこりと。
ダウン症であろうとリンリンは、我が愛娘なんです。
悩んでいる暇なんてありませんよ。
これからの人生を再設計しないといけません。
もちろん、家族、友達、知り合いにも隠さずに公表しましたよ。
みんな受け入れてくれて、今でもリンリンの成長を気にしてくれています。
それでも、一人だけこんなことを言う人が…
出生前診断しとけばよかったのに…
もちろん、出生前診断のことは知っていますよ。
このタイミングで意味ある?
その人とは勝手に縁が切れていきましたけど。
リンリンも5歳になり少しずつですが、成長しています。
ふと、気づいてしまったんですよね、
あれだけ不安だったことも、時間が経てば別の不安に変わっていることに。
そういえば、兄姉が生まれてきた時も、不安でいっぱいでした。
兄はもうすぐ、中学生になるのですが、とても不安です。
小学生になるときも、そうでしたけど…
そう考えると、ある答えみたいなものが見えたんですよね。
不安は成長に繋がるもの
振り返ると、不安だらけですよね、人生って。
学年が上がる、恋人ができる、就職、結婚、様々な出来事がありますが、全て最初は不安から始まると思うんです。
不安がなければ成長しないといっても過言ではありません。
産まれてくる子供がダウン症で不安です、どうしたらいいですか?
と言われても、簡単な答えなんてありません。
どうするもなにも、育てるしかないんです。(中には逃げてしまう人も…)
不安で悩むということは、それだけ成長していけるものだ、と思っています。
私も、リンリンを育てるのは、本当に大変だと日々実感しています。
不安がない時なんてありませんよ。
次から次へと、やってくるんですよ。
なので、前進あるのみです。
おかげで、今は楽しく過ごしています。不思議でしょ。