先日、新聞を読んでいたら新型出生前診断の記事がありました。
DNAからダウン症、13トリソミー、18トリソミーの3つの疾患の可能性を調べる検査です。
原則35歳以上しか受けられません。
認可外の施設でも診断できるみたいで、不十分な診断で中絶する人もいるみたいです。
障害者の自立を支援している理事長は、
「障害が判明したら”産まない”といった安易な考え方につながるのではないか。産まれてくる子の成長をどう支えていくのか考えるものであってほしい」
と語っています。
どうなんでしょう…
私たちは嫁が35歳でしたけど、出生前診断は受けていません。
受けていて陽性だったら、どうなっていたのかと今は思いますよ。
陽性判定がでた家族が安易に産まない選択なんてできないはずです。
障害のことについて色々な事を調べて、悩んで考えぬいた結果で、どちらか選ぶんだと思います。
望んで妊娠して中絶の選択をしないといけないのって…酷だとしか思えません。
産まれてくる子の成長を考えれば考えるほど、中絶を選択してしまうのは当然の事だと思うんです。
綺麗ごとを言うと、産んで育てるべきだと思うんですけどね…
他の記事に、双子のダウン症の子供を持つ親の記事がありました。
うちの、愛娘リンリンと同い年です。
出生前診断は受けずに、産まれて1か月後に判明すると、夫は受け止められずに心を閉ざしたみたいなんです。
私は、受け止めるのは早かったのですが…(翌日ぐらい)
だいぶ経ってから受け止めたみたいで、奥さんの気持ちを考えると涙が…
リンリンは3番目の子供なので兄姉も手伝ってくれますが、双子で初産なんて相当ですよ。
リンリンが二人も居てるなんて…世の中にはすごい人がいるもんだと、嫁と感心してしまいました。
もし、出生前診断で陽性判定がでてしまったのなら…
ものすご~~~~~~~~く、考えてください。
障害のこと
子供の成長過程
親、親戚との関係
友人との関係
会社の待遇
地域の障害に対しての施設
学校などの環境
人生設計
家族の絆
色々な事があります。
特に、人生設計は考えないといけません。
ものすごく、変わりますよ。
とはいうものの、産まない選択肢も個人的にはありだと思います。
出生前診断を受けるということは、陽性判定ならどうするか決めているはずです。
周りが何を言おうが、育てるのは自分達ですから…
それでも、思うことがあります。
ダウン症を育てるのは大変ですが、兄姉を育てて思うことは…
子供を育てるのは大変だということです。
健常者であっても手がかかる子もいてますし、アレルギーで苦しんでる子もいてますし、障害にもいろいろなものが存在します。
ダウン症のリンリンが愛娘だということに、不幸だと思いません。
むしろ、今はリンリンがどう成長していくか楽しみに変わってきているんですよ。
不思議ですよ~不安しかなかったのに…
ということで、私が思うには、
産んでも産まなくてもどちらでもいいですが…
愛娘リンリンが産まれてきて幸せです♡
我が子は宝物 tekoでした。